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2006/07/01 (Sat) 「Enfance finie」 三好達治


海の遠くに島が……、雨に椿の花が堕ちた。
鳥籠に春が、春が鳥のゐない鳥籠に。

約束はみんな壊れたね。

海には雲が、ね、雲には地球が映つてゐるね。

空には階段があるね。

今日記憶の旗が落ちて、大きな川のやうに、私は人と訣れよう。
床に私の足跡が、足跡に微かな塵が・・・・・・、ああ哀れな私よ。

僕は、さあ僕よ、僕は遠い旅に出ようね。






失われた子ども時代の喪失感と、
なにより美しいものだけを集めたようなイメージの美しさ。
以前偶然見つけて好きになった。

そんなこととはまったく関係ないのだが

ああ、この世は無情である。
また無常でもある。

ああ、やっと世界の王になれると思った
矢先のことだった。

私の世界のパリンと割れる音が嫌に耳に残る。
もとから壊されてはつくって
また壊されてはつくってきたものだった。
硝子でつくった世界は
脆くてすぐに崩壊した。
漆喰で固めた世界は
息が詰まってみずから捨てた。
煉瓦でつくった世界は
外界からの干渉で壊された。
闇で世界をつくろうとしたら、
光が邪魔をしてどうしてもできなかった。

さぁ、どこへゆこうか。
どこかへ逃げようか?
どこへ進もうか。
それともすべて放棄しようか。



嗚呼、一体全体私はどこまでゆけばよい?


んー1年と1ヶ月前に某所で書いた記事。


この詩をどうしても紹介したくて載せてみました。

私が1番好きなのは「さぁ、僕よ」のとこかなぁ・・・。
ってピンポイント過ぎですかそうですか。

詩はあまり読まないのですが1つ1つじっくり鑑賞するとよさが見えますね。


ちなみに最後から2行目「訣れよう」はわかれよう、です。

雑。 | trackback(0) | comment(2) |


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>詩はあまり読まないのですが1つ1つじっくり鑑賞するとよさが見えますね。

それが詩の読み方ですよ。どんなものもじっくり観れば、ぜんぜん違う良さと悪さに出会います。相手が詩とか小説だったら良さだけ拾ってこれますが、、

>床に私の足跡が、足跡に微かな塵が

この行から、思い出されるシーンがあるんですけど、長くなるのでここには書けません。三好達治は、戦前の四季派で、これがぼくには敵なんですよ。いい詩は書いているけど、映画で言うとディズニー映画みたいなんですよ。
そこが不満。


最後に、ぼくの詩は、ぼくのブログのリンクのところにある「水に帰るこだま」というところにちょっとだけ置いています。三冊詩集を出していますが、これは未収録のものです。

さらに最後に、このテンプレ美しすぎて、コメントしずらいです。こんなテンプレの変化で書いている人のイメージ変わるんですね。やっぱり「装丁」とか大事なんだ……

2006/07/01 14:18 | M [ 編集 ]


 

ふーむ・・
文学史にはあまり強くないのでよくわからないのですが・・・
ディズニー映画、っていわれるとなんとなく実感します。

Mさんの詩、何度も拝見しています。
ところどころに見られる平仮名の意味を考えています。


このテンプレート、美しいんですけど細部が気に入らないんですよね・・・。
トップのきらきらはものすごく好みなんですけど・・・残念;

2006/07/02 14:23 | 黒咲 椿 [ 編集 ]


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